これまで曖昧だった要素を定義付ける指針を提供

一般社団法人JKCジャパンケネルクラブは、日本国内での
犬の品種の認定や指定、飼育指導、血統証の発行、
トリマーや訓練士などの公認資格の発行などを
行っている団体です。

証明書の発行

同団体の功績としてあげられるのは人間とペットの共存を
啓蒙してきたのはもちろんのこと、これまで基準が
無かったことから多くの人々が分類や定義付けに
迷っていたところ、一定の指針が制定されたことで
考える基礎を提供したところにあります。

JKCではそれぞれの個体ごとの大きさの基準はありませんが、
犬種や容姿によって正式なサイズ基準が設けられています。

これにより例えばペットショップで理想の犬を
探していた場合に、そのサイズ基準を話すことで
スタッフに伝えることが可能となりました。

それまでは実際に個体を見なければ分からなかった
サイズ感も、基準となる数値を聞くことで
イメージできるようになり、住宅事情により
小型犬しか飼えないケースにその犬種を軸に探すなど
判断材料にすることが可能となりました。

これらの基準により理想の小型犬を見つけることができ、
多くの飼い主さんが自宅にお迎えをして共に暮らす幸せを
感じるケースが増えています。

同団体の活動が小型犬を飼ってみたいという方を繋ぐことに、
多大な貢献を果たしています。

犬種別に見る理想の体重

人気の小型犬を中心に理想体重を見てみると、
トイ・プードルが3から4kg、ミニチュア・ダックスフンドが
5kg以下、ポメラニアンが1から3kgとされています。

体脂肪を抑えつつも適切な筋力を持つなど
バランスの良い身体を保つことで、必要な運動量と
健康を獲得できます。

しかし、それを維持し続けるためには、飼い主さんが
体重管理をすることが大切です。

飼い主の仕事

人間にとっては1kg程度の増減はさほど問題はありませんが、
繊細な小型犬はほんの僅かでも大きな影響をもたらします。

足腰に負担をかけてしまうのはもちろんのこと、
肥満となれば内臓にも影響を与えて疾病の原因になることがあります。

小型犬の場合、成長期は生後8から10ヶ月程度で、
この時期に急激に体重が増加しやがて落ち着きを見せます。

この時点での体重を標準とし、毎日のバランスの取れた食事と
適度な運動、十分な睡眠を取ることで、体重管理と
健康の維持を目指します。

また、最寄りのクリニックで定期健診を受けて、
何らかの予兆があった場合には迅速に対処することも大切です。

しっかりとそれらの管理をしていたにも関わらず
標準の体重から大きく増減があった場合には、
獣医師に早めに相談するのがおすすめです。