ブリーダーはパピヨンが里親となる人間と出会えるまで
元気であるよう、徹底した管理を心掛けて育てています。
環境への適応力はあるものの、耐暑性も耐寒性もない
パピヨンが弱らないように暑ければひんやりマットを
使い、寒ければペットヒーターを用意してパピヨンの
健康を守るのが第一です。
子犬であれば尚更で、成犬よりも気を遣わなくては
なりません。
特に定期的な耳周辺の掃除、そしてフローリングでの遊び
は要注意です。
子犬は成犬になるまで垂れ耳であるため、通気性が悪いうえ
に耳垢がたまってしまいます。
汚れていたら掃除は必須ですが、フローリングへの対応も
必須です。
子犬たちは室内で飼えるようにリビングでの飼育を想定
した環境、すなわちフローリングで育てられています。
そのためよく遊んでいるものの、滑りやすい床で走って
関節が外れるケースが数多いです。
元々体の構造上、左右には自由に開けないですが滑った
勢いで開いて怪我してしまう事が確認されています。
そうならないために滑り止めのマットを敷き、防止しな
ければならないです。
パピヨンの特徴から気を付けること
他にもブリーダーはパピヨン犬の特徴から心掛けている
事があります。
それはしつけで、特にパピヨン犬であれば尚更です。
パピヨン犬の特徴としてトップクラスの賢さと遊び好き、
そしてナイーブで警戒心が強い性格が挙げられます。
この性格は良い方向に転べば最高のパートナーになる
要因になれますが、悪い方向に転べば飼った事を
後悔してしまうリスクがあるほどです。
パピヨン犬は人語を理解しており、そのため怒鳴られて
しまえば嫌な出来事として警戒します。
その警戒が吠え癖や噛み癖につながり、生活に影を
落とすわけです。
そうならないために、しつけを施します。
しつけは怒鳴らず、注意する事が大切です。
パピヨン犬であれば手短に済むため、苦労はしません。
悪戯なところを程々にするためにも必要ですが、
成犬になるまでは体調管理やワクチンを受ける前
の飼育も大切です。
子犬はとにかく成犬よりも弱いため、丈夫な体力を身に
つけるまでは目が離せません。