ホワイト&ブラックはスタンダードなカラーのひとつで落ち着きと知性を
感じさせ、パピヨンが持っている愛らしさと賢さをより際立たせます。
パピヨンの中には複数の毛色があるトライカラーや、明るい茶色のレモン
カラーなども増えつつありますが、メリハリのあるホワイトとブラックの2色の構成は、中世ヨーロッパの時代に王族や貴族から愛されていた伝統に加えて1ランク上の気品や風格も感じさせます。
多くのパピヨンには額から口元にかけてホワイトが広がっているブレーズと呼ばれる模様がありますが、ホワイト&ブラックの場合は額の部分もブラックになっている場合があるのも特徴的です。ブラックと言っても完全な黒色である場合と、毛先が黒で根元がセーブルになっている場合もあり、この場合はブラックセーブルと呼ばれることもあります。
パピヨンは成長と共に毛色が変化することがあり、幼犬の頃には黒でも成犬になるに連れてセーブルが現れるケースもあり、成長と毛色の変化を楽しむことができます。
コンテストなどでは明確な色分けの基準があり、ホワイトの部分が多く、完全なブラックの毛を持ったホワイト&ブラックが高く評価される場合もあります。
最もメジャーなカラーリング
ホワイト&ブラウンは古くからあるパピヨンの色で、多くの方がすぐにイメージする組み合わせです。ホワイトを基調に、顔と背中に加えて飾り毛にもブラウンの毛が生えているのが特徴です。似たような色を持つレッドやセーブルと混同してしまいがちですが、それよりもコントラストの低いこげ茶色がブラウンに分類されます。
他の分類でもブラウンの毛が混じっていたり、成長と共に生えてくるケースもあり、多くの
パピヨンにとってブラウンは中心となっている色です。
顔の周辺がブラウンで額から口元にかけて
ホワイトになっているパピヨンは柔らかな印象を与え、人懐っこさや可愛らしさがより際立ちます。
耳の毛や飾り毛、あるいは尻尾に黒に近い濃いめのブラウンや明るいブラウンが混ざって生えてくることがあれば、綺麗なグラデーションを描くこともあり、それぞれの個性が表れるところです。
他のパピヨンと同様にホワイト&ブラウンでも成長と共に毛色が変化することがありますが、幼犬の頃には黒系のブラウン、成犬になるに連れて明るいトーンのブラウンに変化することが多く、稀に他の色に変化してトライカラーになることもあります。
ホワイト&ブラウンは定番と言える組み合わせで、家に迎え入れるならこのカラーと考える方も少なくありません。