パピヨンの相場価格は、よく販売される時期である生後2〜3ヶ月の個体でおよそ10〜20万円です。子どもを産むため、オスよりもメスの方が比較的高値で取引されています。購入する手段・取り扱い先の1つとして挙げられるのが、ペットショップです。
ショップが育てるのではなく、ブリーダーから買い取るため価格が高くなる傾向にあります。加えて卸業を行っている企業に支払う仲介料、店舗の家賃・人件費などが上乗せされているのがその理由となります。
ホームセンターをはじめ色んな場所で営業していて気軽に立ち寄れること、色んな犬種の子犬を見ることができるのがメリットです。ペットショップで購入する際には、パピヨンの特徴や性格・親など情報の開示を行っていること、店員の知識が豊富であり子犬が生息するゲージの環境が良いことなどに注意する必要があります。
値段だけで判断せず、詳細を確認して誠実なショップで購入することが大切です。
ブリーダーの元からパピヨンを購入するメリットとして挙げられるのが、直販価格で手に入れられることです。人件費や家賃、仲介手数料などがショップよりもかからないため安く購入できる可能性があります。
遺伝や繁殖、獣医学などの知識に長けていてなおかつ経験も備えている場合が多いため、購入するメリットは大きいです。
高額だけれど価格だけで決めてはいけない
人気の高い犬種であり高額なためついつい金額を重視しがちですが、パピヨンの値段だけで決めないようにしなくてはいけません。
ショップはもちろん繁殖しているところの直販であっても、知識や経験が足りていなかったり劣悪な環境で飼育していたりといった事態が生じるからです。悪質な場合は営利目的で飼育していて、パピヨンにとってよくない環境の中でたくさんの子どもを産ませて販売している例もあります。
加えて、生後間もないパピヨンの子犬を売りに出すことも少なくありません。動物愛護管理法によって、生後45日に満たない子犬の販売および引き渡しや展示は制限されています。
全ての動物の販売業務に携わる事業者は遵守しなければならず、こういった法律を無視した悪質な企業・事業者もいるため注意してください。
子犬をはじめあらゆる動物の販売や展示、訓練などを目的とした飼育を行う事業者は第一種動物取扱業者登録証、動物取扱業標識の掲示が求められます。こういった登録証・標識を保持していることが、第一条件となるため保健所で確認してみると良いでしょう。
ホームページで閲覧が可能であるため、値段だけでは決めずに確認してから訪問するようにしてください。