パピヨンの毛のお手入れやカットについて

パピヨンは一般的にトリミングをする犬種ではなく、毎日のブラッシングが大事でそれから必要に応じてデザインカットをするのがおすすめです。

パピヨンはシングルコートでアンダーコートを持ってなく、換毛期もないので抜け毛が少なくてさらっとしていて毛も薄めです。

抜け毛が少なくても爪が伸びたり、肛門腺が溜まるため月に1回のグルーミングが欠かせません。カットの頻度は足先まわりを整える程度でよくて月に1回くらいシャンプーにあわせて行うのがおすすめです。

ペットのシャンプー

料金は地域により違いますがシャンプーコースだと3000円~5500円、トリミングコースなら4000円~8000円が目安となります。

時間はシャンプーなら1時間から2時間、カットだと1.5時間~3時間かかります。

子犬だとワクチンプログラムが終わってから2週間から1カ月後にシャンプー、トリミングが可能で免疫力や体力からみて安全に出来る状態になって行います。

それまではブラッシングや爪切りなど簡単に出来るお手入れだけにします。

老犬はお手入れや汚れやすい箇所は毛を短くし清潔を保ち、普段はブラッシングやグルーミングスプレーなどで吹きます。もし、シャンプーをするときもぬるま湯で洗います。

カットの仕方次第で健康面でリスクもある

パピヨンは元々、トリミングをする種類ではないので、向いていないデザインカットをすると健康面での影響が出たりリスクがあるので注意が必要です。

おすすめなのはサマーカットだと耳の飾り毛だけを残して体だけ短くするものです。体は短くバリカン仕上げにしますが、注意したいのがバリカンを入れると毛が生えなくなったり毛質の変化、バリカン後脱毛症になることがあります。

これはポメラニアンがよくなりやすいと言われてますが。パピヨンでも発症したりします。

バリカン後脱毛症は行った後に脱毛を起こす疾患群を総称した病気で、実際は基礎疾患となる別の病気が関連していることもあります。

年齢・既往歴・検査データなどをもとに原因や治療を行いますが、バリカンを使うときはまずトリマーに相談してから行った方がいいです。

あまりにも短すぎると夏は紫外線で皮膚が刺激され炎症を起こすこともあり、熱中症になりやすいので夏は通気性がいい洋服を着せて体温調節や熱中症対策が必須です。

ペットのトリミング

パピヨンに普段のお手入れを楽にするなら部分カットの方がよく、全体の飾り毛は残して汚れやすい部分だけカットし清潔を保ちます。

お尻を桃尻カットにすると飾り毛だけ短く出来て汚れやすい部分は短いのでお手入れが楽になります。